こいつめっちゃ腹立つわ。
ふと沸き起こった「こいつめっちゃ腹立つわ」という感情から「学校教育者とは。」ということまで語ります。
日課のTikTokを見ていたところ、個人的にめっちゃ引っかかるというか、「何言ってんだコイツ」と思うことがありました。
まずは動画をご覧下さい。
元教師がツーブロック禁止について語る動画。
以下に文字起こし。
「なんでツーブロック禁止の学校が多いんですか?という質問をよく頂くんだけど、それについて明確な理由はないね。少なくとも私が教員として10年以上勤務していた中では、明確な理由を答えられた先生はいなかった。まあ髪型なんて本来は個人の自由だしね。ただ、入試の時だけマジメ風な髪型に直していくっていうのは、ちょっと筋が通ってないから、そんだったら最初からツーブロックなんかにするなよとは思うけどね。」
うわー、めっちゃツッコミどころあるわ。。。
とりあえず、話の流れに沿って一個一個言及していきますね。
まず冒頭部分。「なぜツーブロックが禁止なのか」について。
これは彼が言うように明確な理由はないと思います。
ツーブロックが流行り始めたのは、私が高校生くらいの頃だと思うので、5-8年前だと思います。
私が通っていた高校では特に禁止はされていませんでしたが、髪を染めるのは禁止でした。
「なぜ髪を染めてはいけないのか」「なぜツーブロックにしてはいけないのか」についての考察は後述します。
そして次に彼は、「本来は髪型は個人の自由」と発言しています。
これも全くもって同意。
別にどんな髪型でいようが本人の自由なはずです。
ここまでの発言は激しく同意出来ます。
ただ、この次から彼の発言がおかしくなるんですね。
「ただ、入試の時だけマジメ風な髪型に直していくっていうのは、ちょっと筋が通ってないから、そんだったら最初からツーブロックなんかにするなよとは思うけどね。」
うん。ちょっと待ってくれ。
一つずつツッコムよ。
まず、「入試の時に真面目な髪型に戻すのは筋が通ってない」との意見について。
これは全く理解が出来ないな。
そもそもその場に適した髪型、服装で行くことは当たり前のことであるし、常に入試に適した髪型、服装でいることが筋を通しているという理屈には全くならない。
派手な髪色の大学生が就活に向けて、髪型を整えることは筋が通っていないのか?
普段はパジャマでコンビニに行く人がホテルの会食にスーツで行くのは筋が通っていないのか?
彼の発言には「髪型は本来は自由」と言っておきながら、実は常に入試に適した髪型で居ないといけないという大きな矛盾をはらんでいます。
そして、「そんだったら最初からツーブロックなんかにするなよ。」という発言。
え? いやいやお前ツーブロックやん!!!笑
え、ネタで言ってる? マジのやつ?
「ツーブロックなんかに」って言うって事は、少なくともツーブロックが良い髪型だとは思っていないと捉えられるけど、
お前めっちゃツーブロックやん!!!
君は常に筋通っていない髪型じゃないかい??
と思いました。
まあ、実際のところ、これはめちゃくちゃ僕の意見なので、自分で読み返していてあんまり説得力のある意見ではないとも思います。
では僕が何故こういう意見を持つのか。
これを学校教育者という観点からさらに説明したいと思います。
実は僕は「教育」ということほど難しいことはないと思っているんですね。
人が人を育てるのは信じられないくらいの責任があると思います。
特にアイデンティティが確立していない小中高などでは特にです。
教育者は生徒がどのように成長していくべきかを常に考えないといけないと思っています。
でもそれってめちゃくちゃ大変ですよね。
僕は大学一年生の時に塾講師のバイトをしていたのですが、ツラくてやめてしまいました。
僕の発言一つ一つが生徒の学力や人格形成に繋がると思うと、生半可なことは出来ないと思ってしまったんですね。
でも同時に、生徒にそこまでの思い入れがないことも気づいたわけです。
決して高くない時給で、自分がフルコミットして教えるのは面倒だ。
でもフルコミットしないのは生徒に申し訳ない。
そう考えてしまったんです。
結局塾講師のバイトは半年で辞めました。
僕が見る限り、塾講師のバイトをイキイキと続けられる人は、僕みたいに考えすぎない人という印象がありました。
良い意味でも悪い意味でも無関心というか、一定の線以上に生徒にコミットする必要はないと考えていると思うんですね。
それが恐らくバイトとしての塾講師としては正解だとは思うのですが、同意は出来なかったので、辞めることにしました。
話がだいぶ逸れました。
元に戻します。
学校教育者についてですね。
僕は中学校の頃めちゃくちゃ怒られました。
学校で漫画を読んでは怒られ、カルピスを飲んで怒られ、iPod touchを持っていって泣くまで怒られました。
当時は、学校の先生は強大な存在だったのでなんの疑念もなくボロクソに怒られていましたが、今思い返すと、
「いや、俺あんなに詰められる必要あった?」
と思います。
特にそこから学びを得られた訳でもなく、くだらない学校のルールに違反しただけで、まるで犯罪者のような扱いを受けたなと思います。
もちろんルールはルールです。それがどんなにおかしくても守らないといけないものは守るべきです。
ただ、ペナルティがキツすぎじゃないかなということなんです。
中学生がちょっとルール違反したくらいで、あんなに熱く怒れる原動力はどこにあったんだろうと今は思います。
高校生の時も沢山怒られたけれど、理不尽に怒られたことは少なかったように思います。
この記事の結論として言いたいのは、教育者の「傲慢さ」です。
本来教育とは、先述したように、生徒の成長を常に考えて行われるべきです。
僕がiPod touchを学校に持ってきただけで泣くまで怒るということのどこに成長の余地があるでしょうか。
僕にはまだ理解が出来ません。
結局、教師のいきすぎた指導、つまり傲慢さだと思うんですね。
自分より明らかに下の立場の人間に対する傲慢、絶対的正義を振りかざしたパワハラだと思います。
TikTokの彼が自身もツーブロックなのに、ツーブロックにしている生徒に対して「筋が通っていない」と上からものが言えるのは明らかな傲慢だと僕は思います。
自分が偉いと思ってしまっているのではないでしょうか。
教師と生徒と言えど同じ人間です。
教える教わるという立場が違うだけです。
自分が上、相手が下と考えるのはどんな場面でも危険です。
教育現場のみならず、相手のことを考えることと自身の行動を振り返ることが重要だと思います。
と、ここまで書いて
「お前めっちゃ中学校の先生に怨み持っとるやん!!」
という感じですが、
別にそうでもないんです。笑笑
もちろん好きな先生もいましたし、その時の経験があったから人格形成に問題が生じたとも思っていません。
ただ、怒られまくった中学校時代をただの美談にするのはちょっと違和感があると感じている次第です。
皆さんは学校教育者についてどう思いますか??
でも俺の周りは、
「中学校サイコー!!先生今でも大好き!!」
って感じの人多いからな。。。
あんまり伝わらないかな。。
俺がひねくれてるのかな。。。