JPTHELAZYのブログ

大学生の雑記ブログです。日常生活の出来事や気になっているものを取り上げていきます。

靖国神社と大手町散歩録

最近散歩が面白いと気づいてきた。

 

去年のいつだったか、大学の友人と大学から二駅ほど散歩した。

 

友人がその地域に詳しくて歩きながら色々説明してくれた為、非常に有意義な時間だった。

 

身体を動かしている為か駅に着く頃にはいい気分になっていた。

 

今回は市ヶ谷から大手町を散歩してみた。

 

 

12時過ぎに市ヶ谷で用事を終えたオレは、近くのラーメン屋で昼食をすませて、法政大学大学院の喫煙所でタバコを吸いながら「どうしたものか」と考えていた。

 

 

近くにランドマークや有名な建造物があれば寄ってみようかなどと思い、Googleマップを開いた。

 

 

どうやら近くに靖国神社があるらしい。

 

靖国神社と言えば色々とニュースが絶えない神社ではないか。

 

なぜなら、先の対戦で亡くなった人の246万6千の霊が祀られているからだ。

 

現役総理大臣が公式に参拝などして、「戦争を肯定するのか!?」みたいな批判を浴びていた記憶がある。

 

なんとなく気になったので、少し歩いて訪問してみた。

 

敷地内は広々としていて、自然との調和が心地よい雰囲気だった。

 

普通の神社よりも警備員が多く感じるのは、先述した政治的話題のせいだろうか。。

 

そんなことを考えて歩いていると、本殿の隣の看板に目が止まった。

 

 

そこには太平洋戦争で亡くなった方が、元旦に母親に向けて書いた手紙が文章として記されていた。

 

 

当時は、元日でも外出許可が中々出ず、久しぶりの外出許可を喜んだ内容の手紙だった。

 

母親に向けて、早く家に帰って御馳走が食べたいと気持ちを吐露していた。

 

しかし、「勝つまでは欲しがりません」と歴史の教科書で読んだ文言も見受けられた。

 

今年の正月はコロナで外出が難しくなったが、戦時中のツラさに比べれば、文句は言えないなと思った。

 

 

いつだったか、オレの母は、「二礼ニ拍手一礼」は、日本の神社への信仰を抑える為にGHQが作ったもので、本来はもっと礼や拍手の数が多かったという趣旨のことを聞かされた。

 

 

その時は、「へー、」ぐらいにしか思わなかったが、戦死者が祀られる神社では、GHQの思惑にのってたまるか!といった謎の日本人としての気持ちが生まれた。

 

 

本殿の前で5円玉を投げ、三礼して、顔を上げると、、、、

 

 

 

「ニ礼ニ拍手一礼」

 

とデカデカと書いてあった、、、

 

 

靖国神社オフィシャルの見解ならば仕方ないということで、その後ニ拍手一礼して本殿をあとにした。

 

 

ネット情報では敷地内に喫煙所があるということなので、探して見たが、見つからなかった。

 

 

靖国神社では米国産のマルボロを吸う者には喫煙する権利がないのだろうか。。。

 

 

そんなことを考えて、敷地外に出た。

 

少し歩くと九段下の駅に着いたが、もう少し歩いてみることにした。

 

 

とりあえず大手町あたりまで行ってみようと。

 

 

大手町や丸の内などの雰囲気が好きだ。

 

 

皇居が出す自然のイメージと高層ビルが出す都会のイメージが上手く混ざり合ってバランスが取れている気がする。

 

 

テキトーに歩きながら、4月から働く会社の本社に行ってみることにした。

 

そこでは、低層階にレストランなどがあるので、一般人が入っても咎められることはない。

 

レストランに来ましたよ風でビルに入った。

 

 

特にやることもないので、喫煙所でタバコでも吸って帰ろうと思い喫煙所を目指すと、、

 

 

喫煙所の前に5人くらいの行列が出来ていた。

 

「マジか、」と思ったがせっかく来たので、並ぶことにした。

 

 

10分くらい並んで待っていると、喫煙所から出る人が社員証のようなものを次の人に渡しているのが見えた。

 

「え、これ社員証とかないと入れない感じか?」

 

「せっかく並んだのに無理なの?」

 

 

しかしどうやら社員証をタッチして入る訳ではないようだ。

 

もしかしたら、社員証を持ってないと入れないけど、セキュリティ的には厳しくないのかもしれない。

 

 

もうこうなったらドヤ顔で入ろう。

 

誰もオレを責めるようなことをするヤツはいないに違いない!!

 

 

と腹を括って待っていたら、

 

出てくる人が渡していたのは入場カードのようなもので、同時に入れる人数を制限するためのモノでしかないことに気づいた。

 

 

深い安堵とともに入場カードを受け取り入室。

 

未来の先輩かもしれない人達と共にタバコを吸った。

 

 

先輩がチェーンスモークをはじめたので、お先に失礼することにした。

 

 

いやはや、施設内にはスーツやオフィスカジュアルの人しかいなくて非常に居心地が悪かった。

 

 

ギャップのトレーナーにアディダスのスニーカーを履いた男は、足早にビルから出て、地下鉄大手町駅に消えた。